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~ストレスから来る自律神経失調症について~
自律神経失調症とストレスの深い関係性とは?まずは正しい知識を
「なぜこんなに疲れやすいのか分からない」「体が重くてやる気が出ない」「理由もなく不安になったり、涙が出たりする」――これらの症状に悩まされている方の多くが見落としがちなのが、ストレスと自律神経の関係です。
現代人の生活は、常にストレスにさらされています。職場での人間関係やノルマ、家庭での責任、スマホやSNSから受ける情報過多、将来に対する漠然とした不安。これらすべてが、知らず知らずのうちに心と体に大きな影響を与えています。
こうしたストレスは、私たちの体内にある「自律神経」の働きをじわじわと狂わせていきます。自律神経とは、私たちの意思とは無関係に、呼吸・血流・体温・内臓の働きなど、生命活動のすべてを調整している神経のこと。この神経のバランスが乱れると、心と体にさまざまな不調が現れるのです。
つまり、ストレスは単なる「心の問題」ではなく、体の不調を引き起こす大きな引き金なのです。自律神経失調症の改善を目指すうえで、まずはこの「ストレスと自律神経の関係」を正しく理解することが不可欠です。
自律神経とは?ストレスとの関係をわかりやすく解説
自律神経には「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(休息モード)」の2つがあり、日中は交感神経が活発になり、夜になると副交感神経が優位になります。この切り替えによって、私たちは日中は元気に活動し、夜はぐっすり眠ることができるのです。
しかし、ストレスがたまると、このスイッチがうまく切り替わらなくなります。たとえば、「寝たいのに頭が冴えて眠れない」「朝から体が緊張している」「ちょっとしたことで動悸がする」といった症状は、交感神経が常に優位になってしまっている状態です。
この状態が長く続くと、体は回復するタイミングを失い、次第に疲れがたまり、免疫力も低下し、内臓の機能までも落ちてしまいます。こうした悪循環が、自律神経失調症の発症につながっていくのです。
なぜストレスが自律神経を乱すのか?身体の反応メカニズム
私たちの脳には「視床下部(ししょうかぶ)」と呼ばれる、自律神経の司令塔のような部位があります。この視床下部は、ストレスを感じると即座に反応し、交感神経に指示を出します。
たとえば、満員電車で押し込まれたとき、上司に叱られたとき、大勢の前で発表するときなど、ストレスを感じると「ドキドキ」「汗が出る」「息が浅くなる」などの反応が起こります。これこそが、自律神経がストレスに反応している証拠なのです。
問題は、こうした状態が慢性的に続いてしまうことです。本来なら一時的なストレス反応で済むはずが、視床下部が常に緊張を命令し続けるようになり、交感神経ばかりが働く「常時ストレスモード」に陥ってしまいます。
この状態では、心も体も休まることがなくなり、結果として自律神経が慢性的に乱れ、不眠・胃腸の不調・疲労感・不安感といった自律神経失調症の症状が現れるようになります。
生活の中に潜むストレスの種類とは?環境・思考・身体面の影響
ストレスにはさまざまな種類があり、それぞれが自律神経の働きに影響を与えています。以下に、代表的なストレスの分類を示します:
- 心理的ストレス:人間関係、将来への不安、完璧主義、自信のなさ
- 身体的ストレス:睡眠不足、栄養の偏り、過労、運動不足
- 環境ストレス:天候や気圧の変化、騒音、照明、長時間のデスクワーク
- 情報ストレス:SNS・ニュース・メール・通知による過剰な刺激
これらが単体で影響することもあれば、複数のストレスが重なって悪化することもあります。たとえば、職場のストレスに加えて、家でリラックスできない環境、さらに睡眠不足が重なると、体と心が休まる時間がまったくなくなってしまうのです。
こうした環境下で重要なのは、「ストレスをゼロにする」のではなく、ストレスに強い体づくりをすることです。そのためには、整体などを通じて自律神経を整え、身体面からバランスを取り戻すことがとても効果的です。
ストレスによって引き起こされる自律神経失調症の症状とは
自律神経失調症の症状は非常に多岐にわたるため、ストレスが原因であることに気づかず、他の病気と勘違いしてしまう方も少なくありません。また、日によって症状が変わったり、良くなったり悪くなったりするため、「気のせいかな?」と感じてしまうこともあります。
しかし、こうした体のサインを見逃してしまうと、症状は徐々に悪化していき、最終的には仕事や日常生活に支障をきたすほどの不調に発展することもあります。ここでは、ストレスによって引き起こされる自律神経失調症の代表的な症状を、「身体的」「精神的」「内臓・消化器系」に分類して詳しくご紹介します。
身体に現れる症状(頭痛・胃の不快感・だるさなど)
自律神経の乱れはまず身体の不調として現れることが多く、特に次のような症状が代表的です:
- 朝起きた瞬間から体が重く、だるい
- 頭がズーンと重い・締め付けられるような頭痛が続く
- 肩こり・首こりがひどく、マッサージしてもすぐ戻る
- 突然の動悸や息苦しさを感じる
- めまい、ふらつき、目の奥の違和感
- 手足の冷えやほてり、しびれ感
これらの症状は、血流や筋肉の緊張、自律神経の過活動によって引き起こされることが多く、特にストレスで交感神経が優位な状態が続くと起こりやすくなります。
精神面に現れる症状(不安・イライラ・情緒不安定など)
ストレスは心にも大きな影響を及ぼします。自律神経が乱れると副交感神経の働きが低下し、心が休まらない状態が続くため、次のような精神症状が出やすくなります:
- 理由のない不安感、焦燥感がある
- イライラしやすく、怒りっぽくなる
- 気分の落ち込み、涙が出やすい
- 集中力の低下、思考力の鈍化
- 緊張しやすく、常に胸がザワザワする
「自分でもなぜこんなに情緒が不安定なのかわからない」と感じる方も多く、これがさらにストレスになり、悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。
内臓・消化器系に現れる症状(食欲不振・便秘・下痢など)
自律神経は内臓の働きもコントロールしているため、ストレスは胃腸の機能にも大きく影響します。代表的な症状としては:
- 胃がムカムカする・胃もたれがひどい
- 食欲がなくなる、または過食傾向になる
- お腹が張る、ガスがたまりやすい
- 便秘と下痢を繰り返す
- 過敏性腸症候群と診断されたことがある
ストレスが強い状況では、副交感神経の働きが抑制され、消化器系の活動が低下します。その結果、栄養の吸収がうまくいかず、疲れやすさや体力の低下にもつながってしまいます。
これらの症状は、「気持ちの問題」ではなく、自律神経という神経系の誤作動によって起こっているものです。薬で一時的に抑えるのではなく、根本から体を整えていくことが、再発しない健康な体づくりの鍵となります。
ストレスを根本から整えるアプローチ!平間エリアの当院の取り組み
「ストレスをなくすことはできないけど、ストレスに強い体をつくることはできる」――これが、私たち横浜湘南整骨院 平間院の自律神経ケアにおける基本的な考え方です。
現代人の多くは、仕事や家庭、人間関係、SNS、将来の不安など、さまざまなストレスに日々さらされています。これらは一時的なものではなく、慢性的に積み重なることで、自律神経のバランスを大きく崩し、体にも心にも影響を及ぼすのです。
私たちは、ストレスが原因で自律神経が乱れてしまった方に対し、単なるリラクゼーションやマッサージではなく、「神経・筋肉・骨格・内臓・呼吸」すべてを包括的に整える整体アプローチを行っています。ここでは、その具体的な内容をご紹介します。
症状について詳しく知りたい方はこちら→https://yokohamashonan-bs.com/blog/6685/
緊張を解きほぐし副交感神経を高めるソフト整体とは?
当院が自律神経ケアにおいて重視しているのは、副交感神経の働きを高めることです。ストレスによって交感神経ばかりが働いている方は、常に緊張状態にあり、体が休まらず回復できていません。
このような方には、筋肉をゆるめ、関節の可動域を広げるソフトな整体を用い、全身の緊張をゆるやかに解いていきます。強い力で押したり、ボキボキ鳴らすような刺激の強い施術は行いません。施術中に深く眠ってしまう方も多く、「こんなにリラックスできたのは久しぶり」とのお声もいただきます。
リラックス状態に入ることで副交感神経が優位になり、血流が改善し、内臓の働きも活発化。これにより、「夜ぐっすり眠れるようになった」「頭痛がしなくなった」など、ストレス症状の改善がみられるケースが多数あります。
治療法について詳しく知りたい方はこちら→https://yokohamashonan-bs.com/blog/6680/
呼吸・姿勢・内臓の働きまでアプローチする独自技術
自律神経を整えるためには、ただ筋肉をほぐすだけでは不十分です。当院では「姿勢」「呼吸」「内臓」のバランスにも注目し、根本から体の状態を見直していきます。
例えば、猫背やストレートネックの姿勢では呼吸が浅くなり、交感神経が優位なままになります。そこで、骨盤・背骨・首のゆがみを整えることで、深くゆったりとした呼吸ができるようにサポートします。
また、ストレスにより内臓の働きが落ちている場合には、内臓マニュピレーション(内臓調整)という特殊な手技で、腸や肝臓などに間接的な刺激を与え、機能を回復させていきます。これにより、消化吸収の改善、便秘や下痢の解消など、体全体の回復が促されます。
マッサージについて詳しく知りたい方はこちら→https://yokohamashonan-bs.com/blog/6720/
一人ひとりのライフスタイルに合わせたストレスケアの提案も実施
ストレスケアは、施術室の中だけでは完結しません。当院では、自宅でもできるセルフケアや、日常生活でのちょっとした工夫も含めて、トータルでアドバイスを行っています。
たとえば、「朝起きたときの呼吸法」「寝る前に行う簡単なストレッチ」「スマホを見る時間を調整する方法」など、無理なくできる行動を提案。施術効果を持続させるだけでなく、ストレスに強い生活習慣を身につけていくためのサポートを行っています。
また、必要に応じて、栄養面や睡眠環境の見直し、思考のクセへのアプローチなど、メンタルとフィジカルの両面からの支援を大切にしています。「施術後だけでなく、毎日を少しずつ楽にしていく」ことを目標に、二人三脚で体と心の健康を目指していきます。
ストレスと自律神経の乱れは、「我慢すればそのうち治る」というものではありません。正しく体に向き合い、整えることが、明日の元気につながります。次は、実際に改善された方々の体験談をご紹介します。
実際に改善された方の声をご紹介!自律神経とストレスからの解放体験談
「本当に良くなるの?」「整体で治るのは一部の人だけでは?」と、不安や半信半疑の気持ちを抱えている方は決して少なくありません。特に自律神経失調症は、症状が見えにくく、周囲に理解されにくいため、「自分だけがつらいのでは…」と感じやすい症状でもあります。
しかし、実際には当院に通われている多くの方が、ストレスによる自律神経の乱れから解放され、笑顔を取り戻して日常生活を送れるようになっています。ここでは、そんな患者さまのリアルな体験談をご紹介します。ご自身の状況と重ねながら、少しでも希望を感じていただけたら嬉しいです。
不眠と不安感に悩んだ40代女性の改善例
会社勤めをされている40代女性の方は、「夜眠れない」「寝ついてもすぐ目が覚める」「日中もずっと不安で気分が落ち込む」といった症状に半年以上悩まされていました。病院で睡眠導入剤を処方されましたが、効き目がなく、「薬以外の方法でなんとかしたい」との思いから来院されました。
初回のカウンセリングでは、慢性的な首と肩のこり、猫背姿勢、浅い呼吸が見られ、交感神経が常に優位な状態と判断。整体では、背中・首・骨盤のバランスを整える施術に加え、自律神経が整うような呼吸法と就寝前のセルフストレッチを提案しました。
3回目の施術以降、「夜中に起きてもすぐ眠れるようになった」「日中の気分の波が穏やかになった」と徐々に変化を実感。現在では「薬を飲まずに眠れるようになった」と笑顔でお話されています。
過緊張が続いていた会社員男性の回復ストーリー
30代男性、IT関連の仕事で日々パソコンに向かい、会議や納期に追われる中で、慢性的な肩こり・動悸・息苦しさ・集中力の低下を感じるようになり、「自分は自律神経がおかしいのでは」とネットで検索して来院されました。
姿勢をチェックすると、ストレートネックと前傾姿勢が目立ち、呼吸が非常に浅い状態。初回から胸郭を開く施術を中心に行い、また、スマホの見すぎや深夜の作業を見直すようアドバイス。施術2回目から「仕事中の集中力が戻ってきた」「肩の重さが半分くらいに減った」と変化を実感され、6回目には「電車での過呼吸が出なくなった」とのこと。
今では月1回のメンテナンスで良い状態を維持されており、「仕事のパフォーマンスも安定してきた」と、生活全体に良い影響が出ているそうです。
子育てと仕事のストレスで不調だった主婦の方の変化
育児とパートを両立されていた30代女性は、「毎日イライラして、家族にあたってしまう」「食欲がなく、寝ても疲れが取れない」といった悩みを抱えて来院されました。子育てと家事・仕事のストレスが限界を超えており、常に体が緊張している状態でした。
整体では、背骨・骨盤周りを緩めることで副交感神経を活性化。また、子どもと一緒にできる簡単なストレッチや、5分だけの「自分時間」を意識的に作ることをご提案。4回目の施術後には「家族と笑って過ごす時間が増えた」「眠れるようになった」と、精神面にも大きな変化が表れました。
「体が楽になると、心も優しくなれる」――そんなお言葉をいただいたことが印象に残っています。
このように、ストレスによる自律神経の乱れは、適切な施術と生活の見直しによって着実に改善していきます。「ずっとこのままかも…」と感じていた方が、少しずつ自分らしさを取り戻していく姿を見るたび、私たちはこの仕事の大切さを再確認しています。
あなたも今、つらい毎日を過ごしているかもしれません。しかし、決してひとりではありません。次の章では、よくあるご質問にお答えしますので、疑問や不安がある方はぜひ読み進めてください。
自律神経とストレスに関するよくある質問Q&A
自律神経失調症やストレスによる不調は、症状があいまいで人によって異なるため、「自分は本当に整体で良くなるのか?」「何を基準に治療を選べばいいのか?」といった疑問や不安を抱える方が多くいらっしゃいます。
ここでは、当院に実際に寄せられたご質問の中から、特に多いものを厳選して、できるだけわかりやすくお答えいたします。整体に興味はあるけれど一歩踏み出せないという方は、ぜひご参考ください。
Q. どのような症状が出たら自律神経失調症の可能性がありますか?
A. 代表的な症状としては、疲れやすさ・頭痛・動悸・不眠・めまい・胃腸の不調・不安感・気分の落ち込みなどがあります。また、「検査では異常がないのに体調が悪い」「症状が日によって変わる」なども特徴です。
特にストレスの多い環境にいる方、生活リズムが乱れている方は、自律神経の乱れが影響している可能性があります。早期にケアすることで、悪化や慢性化を防ぐことができるため、「いつもと違う」と感じたらお気軽にご相談ください。
Q. 自律神経の乱れは本当に整体で改善できるのですか?
A. はい、当院の整体は神経・骨格・筋肉・内臓のバランスを整えることで、自律神経の誤作動をリセットしていく施術を行っています。
ストレスによって交感神経が過剰に働き続けている方は、体が常に緊張状態です。当院では、筋肉や関節の緊張を優しくゆるめることで、副交感神経が働きやすい体に導きます。施術を続けることで「眠れるようになった」「体が軽くなった」「気持ちが安定してきた」と感じる方が多くいらっしゃいます。
Q. どれくらいの頻度で通えば効果がありますか?
A. 自律神経の乱れは短期間では改善しにくい慢性化した不調であることが多いため、初期は週1回のペースで4~6回の施術をおすすめしています。
症状や体の状態によって個人差がありますが、多くの方は3回目以降で何らかの変化を感じ始め、6回目以降で日常生活が楽になってくるケースが多いです。ある程度安定してきたら、2週に1回→月1回と間隔をあけ、再発予防のメンテナンスへと移行していきます。
Q. 病院の薬と併用して通っても大丈夫ですか?
A. はい、整体施術は薬と併用しても問題ありません。むしろ、病院の治療では抑えきれない部分を補完し、自然治癒力を高めることで、より早く良い状態に導ける可能性があります。
多くの方が、心療内科や内科などの診療と並行して通院されており、体調が安定してくると「薬を減らせた」「飲まなくても大丈夫になった」といった報告も多数いただいています。ただし、薬の服用・中止については医師の指導に従ってください。
病院について詳しく知りたい方はこちら→https://yokohamashonan-bs.com/blog/6697/
Q. 整体は初めてで不安です。施術は痛くありませんか?
A. 当院の施術は非常にソフトで心地よい手技ですので、初めての方やご高齢の方でも安心して受けていただけます。「整体=ボキボキする」「強く押される」といったイメージをお持ちの方も多いのですが、当院の施術は一切そのような刺激の強い技術は使用しておりません。
施術中に眠ってしまう方もいらっしゃるほどリラックスできる手技で、終わったあとは「体が軽くなった」「心がスッキリした」といった感想を多くいただいています。ご不安があれば、施術前に丁寧に説明いたしますので、遠慮なくご相談ください。
その他にも、「施術の流れは?」「服装はどうすれば?」「どんな人が通ってるの?」といった細かいご質問も随時お受けしています。少しでも気になることがありましたら、お電話・LINE・メールからお気軽にお問い合わせください。