スタッフブログ
小児の怪我と高齢者の怪我、どう違う?
こんにちは! 中原区にあるリーフ整骨院です🌿 乳幼児から高齢者まで同じ構造でも年齢と共に変化していくのが身体です。 それによって怪我の特徴も異なります。 そういった年齢によって異なる身体や怪我について、今回は小児と高齢者にクローズアップしてお話ししていきます! 小児 (7〜14歳) 骨の柔軟性が高く、骨の成長に関係する厚い骨膜と骨端線が見られることが特徴です。 骨に対し靭帯は強く "骨折" 小児骨折も存在しますが、柔らかいため不全骨折と言って大きなズレが見られないものがほとんどです。 骨膜には血管や神経が多く通っているため、かさぶたの役割を果たす肉芽が形成されやすく、自家矯正力(自然に治ろうとする力)が強いのです。 骨端線は骨の長さの成長に関係するものであり、大人になるにつれ消えていきます。 小児の骨折ではこの部分の離解に十分注意する必要があります。 上記にもあるように、小児の骨は自家矯正力が強いため基本的に治療方法は【保存療法】となります。 ギプスなどで固定した中で自分の力で動かせる部分を適度に動かすことによって、血流を保ち筋肉が固まることを防いでいきます。 "脱臼" 靱帯により関節も守られているため、脱臼を起こすことはまれです。 しかし『肘内障』と言って、肘下の骨が輪っか状の靭帯から外れてしまう症状は乳幼児によく見られます。 手を繋いで強く引っ張ったり、寝ている時に肘下が下敷きになって引っ張られたりすることによって起こります。 大きなアクシデントが無い時にも起こりうる怪我なので十分に注意しましょう。 高齢者 (65歳以上) 高齢者の方の怪我で圧倒的に多いのは骨折です。 それは骨粗鬆症によるものが多くを占めます。 骨粗鬆症になると、骨の中のクッションの役割を果たす部分がスカスカになることで、骨が硬くなり折れやすくなるのです。 そのため転倒などによるちょっとした衝撃で骨折してしまいます。 また、骨粗鬆症は女性に多く見られます。 閉経後、エストロゲンというホルモンの減少により、骨を破壊する働きを抑えられなくなるためです。 骨粗鬆症 は栄養バランスももちろん大事ですが、骨に刺激を入れて代謝を上げてあげることが大切です。 1日50回、足踏みや踵の上げ下げをしましょう。 ポイントは踵を床に軽く打ちつけるようにすることです。 "骨折" 転倒による骨折で特に多いのは手首、肩下、大腿骨の付け根です。 どこも転倒した際に体を受け止める部分です。 高齢者の場合、長い期間寝たきりの状態にしてしまうと認知症や肺炎、尿路感染症などの合併症の危険性があります。 そのため、骨折による合併症に十分注意が必要になり、治療としては 【早期離床】という形がとられます。 いかがでしたか? もちろん骨折や脱臼は起こらないのが1番です。 事故などのアクシデントはなかなか予防しづらい部分もあります。 しかし予防できる部分は今のうちから、健康を意識して栄養のバランス管理や適度な運動で、 未然に防げるように心がけていきましょう。 何か気になることやご相談があれば当院までご相談ください🗣💭 小児、高齢者の怪我でお困りの方はこちら✓