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肩こりのあなたに教えたいストレッチ!中原区の接骨院
はじめに
筋肉が固くなるのはなぜか?
肩こりの前になぜ筋肉が固くなってしまって、コリとなってしまうのかというと、筋肉は使用すると疲労と同時に傷ついてしまいます。
筋肉は筋力を発揮する際に細い筋線維が太い筋線維の間に滑り込むことによって筋肉の全体の長さを短くすることで関節の運動を起こす等張性収縮という運動と筋肉の両端を固定して、収縮はせず筋力を発揮する等尺性収縮があります。また筋肉内には細かい血管や神経などが通っていますが等張性収縮は筋線維が動く際に血流を促進させる筋ポンプ作用がありますが、筋線維同士が摩擦で小さく傷つき小さな炎症が発生します。等尺性収縮は摩擦は少ないものの、筋ポンプ作用が少ないために血流促進がされないため疲労物質が蓄積されていきます。
これらの現象が一度ならしっかりと筋肉は修復されますが、繰り返しの同じ動作によって筋肉が不完全な修復の状態でまた傷ついてしまい炎症が起きる。それが続くと筋肉に様々な物質が蓄積しというループに陥ってしまいます。
具体的に生活に置き換えてみてみると、
最近増えているデスクワーク、PCなどの画面のまえにつきっきりの時間が一日中になり猫背の状態が続いてしまい、背中や腰の筋肉があまり動かない状態が続く、マウスやキーボード操作のため肩を軽く持ち上げた状態が続いてしまう。仕事の為にこれが連日続く、気づけば同じ動作が続いてることになります。
そして先ほど書いたように同じ動作を続ければ筋肉の炎症もつづいてしまい筋肉が固くなります。これが筋肉のコリ、ハリになります。
肩こりに有効なストレッチは?
まず、ストレッチとは筋肉を動かす、伸ばすことを行うことで、動かしていなかった筋肉への血流を促進させることが目的となります。
そのため肩こりのストレッチは肩だけでなく首、背中、肩甲骨周り、もストレッチを行うことが重要になります。
1.肩のぐるぐる体操
・30秒間肩と肩甲骨をぐるぐると前後に回転させます。ポイントは肩甲骨からしっかり回すことを意識してできるだけ大きく動かすことが大切です。
肩甲骨についている筋肉はさまざまな筋肉があり、肩甲挙筋という筋肉は肩甲骨から首の骨につきます。肩甲骨を上に持ち上げる作用があるためデスクワークからの肩こりの時に凝り固まっていることが多い筋肉です。さらに背中に大きくついている僧帽筋という筋肉も肩甲骨についているため、回すことで背中の筋肉も動かすことになります。
2.首のストレッチ
・立っていても座っていてもできるもので、左側を伸ばしたいときは右手を頭の上におき右側に倒し、右手で引っ張ることでより強く伸ばすことができます。ストレッチは伸ばす角度によって伸びる筋肉が変化するため、様々な角度で試してみることも大切になります。
3.背中伸ばし体操
・これは背中をメインに動かすストレッチになります。両手でタオルなどを持ち、万歳をするような体勢を取ります。そこから背中のほうへ手を回していきます。背中の筋肉がしっかり動いているのを感じましょう。
背中には脊柱起立筋という筋肉が座っているときや立っているときに体を強く支える筋肉になります。しかし筋肉の動きが少ない状態で力を発揮するために凝り固まってしまいやすい筋肉になります。そのためストレッチなどで意識して動かさないと日常生活ではなかなか動かす機会がないことが多いです。
治療を受けながらご自身でもストレッチなどで健康な身体づくりをしていきましょう。